2014年01月15日

パリ&ライプツィヒ年末年始旅記Nr.6

<2014年1月1日>

9:00にベッドから這い出た我々、

合宿所のようにごった返した朝食ルームにびっくり 目

昨日はあんなに静かで、他に数組しかいなかったのに。

「お皿がないです」 「たまごがないです」

「フルーツなくなってます」
等々の声が飛び交う中でも

ドイツ人は逞しく、そして優しく、

「ここは凄い宿泊客人数だねぇ」と相席を申し出ながら

大きなお尻をどすんと椅子に押し付ける。

一体ドイツのどこの地域からこんなにマイナーな(失礼)

都市にやってくるんだろ?

と思っていたら、聞こえてきたのは懐かしいウィーン訛り。

そうか、音楽の都からもバッハに会いに来る人たちがいるのね。

*****
朝食を済ませると、

「さて。ルーカスのお家訪問の12:30まで何してよう?」

今日は元日、Neujahr.

お店というお店がすべてクローズです。

「駅だったら旅行客のためにどこか開いてるんじゃない?」

あまり期待をせずに駅ビルに行ってみることにしました。

DSCN8923.JPG

駅構内にも大きなツリークリスマス

でもソーセージやパンのスタンドすら閉まっています。

「やっぱり元日はみーんなお休みだねー」

そう言ってぐるっと見渡すと、一軒だけ

看板の光るお店がぴかぴか(新しい)

そこはホームに続く大きな本屋さんでした。

前にも絵葉書とかカレンダーとか買いに来たことはあったけど

元日の朝から開けてるとは思わなかった 目

そこでね、とても素敵な出会いがあったのですわーい(嬉しい顔)

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ぴかぴか(新しい)この本ウサギぴかぴか(新しい)

『ボクがどんなにキミのことを好きかわかってるの?』

って本。

小さなうさぎと大きなうさぎしか出てこないお話。

その関係性はわからないけど、兄弟か親子じゃないかな。(と勝手に推測)

小さなうさぎはもうベッドに行かなくちゃいけない時間。

でも彼は、自分がどれほど大きなうさぎのことを好きなのか

大きなうさぎにわかってもらいたくて

頭に思い浮かぶ限りの表現で、その愛情を示すのです。

「こーんなに好きなんだよ」って腕を大きく広げてみたりとかハートたち(複数ハート)

そのたびに大きなうさぎに

「キミよりもボクの方が上だよ(愛情が大きいよ)

ってやられちゃうんですけど。

でも負けず嫌いな小さなうさぎ。

自分の方が相手のことを好きなんだ、絶対ぜったい好きなんだ!

と、次々と大きなうさぎに向かって懸命に比喩対象をぶつけます。

その行動、言動がかわいくてかわいくてもう…かわいい

ラストの大きなうさぎのセリフも

ココロにじわ〜っとしみわたります。

もちろん子ども用の本でしょうが、

元日の朝一番に出会った本がこの本で

今年はほっこりあったかな年になりそうだな、と

根拠のない予感に嬉しくなるのでした。

表紙のうさぎにメルさんをオーバーラップさせていると

レジ付近にあるゲームに目が留まりました 目

これも買っちゃいました〜。

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「Max Muemmelmann」という、うさぎが主役のゲーム。

(対象年齢4歳〜10歳たらーっ(汗)

DSCN8820.JPG

『うさぎの家族を集めた人の勝ち!でもそこにはMAXの邪魔が入り...』

との解説です。

ゲームの内容よりも24枚のうさぎのカードが見たくて

迷わずこちらも購入。

なんだか年初めからうさぎづいてますウサギ

*****
うさぎたちとの出会いに嬉々としていたら

あっという間に11:30をまわっています。

まずいまずいどんっ(衝撃)

駅からのバスってそんなに本数出てないんだよね。

急いでホテルに戻り、食材が入った袋を抱えて(またかよ)

駅からバス停留所に向かいます。

この停留所、運悪いことに一番遠くにあり

(皮肉なことに、2年前まで らすズ の定宿だったホテルの

目の前が停留所)見事な計算ミスで乗り遅れ

結果、ルーカスのマンションに到着したのが

約束の12:30を20分も過ぎてしまいましたたらーっ(汗)

あぁ、遅刻するのもされるのも大嫌いなのに

元日からこんな失態を顔(え〜ん)

ルーカスに会った瞬間、新年の挨拶よりもまず先に

遅刻を詫びると

「Kein Problem !」

と優しい微笑みを返してくれました。

君はいつでもどこでも寛容で紳士だよ、ルーカス。

「それより、昨日の第九どうだった?

29日〜31日までの中で一番良い出来だったと

思うんだけど。ソリストどう思った?」


と碧い瞳をまっすぐにこちらに向けてくる。

「そうなんだ?わたし、バスは良かったと思うけど

テノールは張りすぎだと思った」


「同じーexclamation×2


エキサイトした会話は部屋の中に案内されてからも

(何故か立ち話で)続きます。

「昨日のモテット、Elternempore(保護者席)で聴けた?

僕は午前の用事をなんとか片づけてギリギリで

教会に着いたんだけど」



「なんだ、昨日ルーカスもあそこに居たの?聴けて良かったね!

2年前よりずっといいと思った。

特にマウエルスベルガーの曲。鳥肌立ちっぱなし!」



「どっち?」 (Mauersbergerの曲は2曲歌われた)

身を乗り出してくる彼。

「Weihnachtの方」

「Richtig !! (大正解〜!)


好みが同じ人間との話って実に愉しいですわーい(嬉しい顔)

(らす´ はわたしが訳してから反応するのでいつもワンテンポ遅いのですが...)


さてさて。

「話に夢中になりすぎてるとお昼逃すよ」

と空腹の らす´ の声を合図に、早速お昼の準備です。

ルーカスには予め用意しておいてもらいたい食材を

メールしておいたので

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準備万端。

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「豚肉も買っておいて」とお願いしたら、

律儀に2種類用意してくれていました

今日のメニューは昨日と違ってちょっと手抜き...かなあせあせ(飛び散る汗)

ルーカスのところでごはんを作るのはこれで3度目なのですが

初回「年越しそば」。2回目「ラーメン」。

とくると。

3回目である今回、そして上記の食材。

もうお判りですね?あせあせ(飛び散る汗)

我々が日本から連れてったのは やきそば でした。

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早速調理に取り掛かります。(って、わたしは撮ってるだけ)

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日本のように薄切りパックで売られていないので

豚肉カットが大変。

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らす´ の慣れた動きに感心するルーカス。

一人暮らしの彼も料理をするのですが

最近は忙しくてもっぱらメンザ(大学の学食)で済ましているとのこと。

「だから、久しぶりのウチでの料理にわくわくしてるよ!」

とルーカス。

DSCN8941.JPG

できあがり〜Clap

野菜をふんだんに使ったので

そばは3人で2玉。

それでもおなかいっぱい。

我々が「満腹、満腹!」

と連発するのを聞いたルーカス、

「“mampfen”(早食い・大食いすること) に聴こえる〜」

とウケてます。

「それはうちのうさぎ」

と言うと「genau(確かに)」

と納得していましたウサギ

DSCN8942.JPG

mampfen ならぬ満腹の図をカメラに収め

暫し談笑の時間。

ルーカスは我々に色々なプレゼントを用意していました。

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12月にできたばかりの Nobiles のミニCD

(来年リリースされるクリスマスアルバムの予告編のようなもので、グリーティングカードになっている)

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メンバーのひとり、Paul作曲の作品も収録されています。

それにプラスして、これまたできたてほやほやの

Thomanerchorの最新カンタータCDをくれました。

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そしてクリスマスには欠かせないお菓子「レープクーヘン」も。

この日は17:00からトーマス教会で始まる

ニューイヤーコンサートに一緒に行くことになっていたので

まだまだ時間に余裕があります。

そこでわたしから子供じみたお願い。

「今日買ったボードゲームをしてみたいんだけど。」

いいよ、とすぐに答えてくれたルーカスだったけど

まさか小学生用のものだとは思っていなかったに違いないダッシュ(走り出すさま)

「実際にやってみた方が説明書読むより解るからさ〜顔(イヒヒ)

と無理矢理ゲームをルーカスに押し付けます。

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大の大人が子ども用ゲームに興じる貴重な(?)図。

説明書を読んだルーカスが

「これ面白い!」

と爆笑したのが

「さあ、ゲームを始めましょう!」

一番お耳の小さい子からスタートだよ!」


というおこちゃま度UPグッド(上向き矢印)な導入。

お互いの耳の大きさを測りながら(いや、そこまでしてないって)

ルールに忠実に遊びましたウサギ

地味〜なゲームですが…

うさぎ好きには良いかもしれません。

今度遊びたいという方がいらしたら

持参しますのでその際はご予約/ご連絡を…。

うさぎで思い出しましたexclamationどんっ(衝撃)

日本はもう夜です夜

ルーカスのPCを貸してもらい、メルさんチェックウサギ

ウサギ大谷さんメール(日本時間 1月1日 夜)ウサギ

本日は早すぎる春が来たかのようなポカポカ陽気で、

とても暖かい一日でした。

メルちゃんは大きなうんちが出るようになり、

食欲は変わらず旺盛で、元気に元日を過ごしています。

今晩のおやつは、いつものオーツヘイ、

メルちゃんの大好きなイタリアンライグラス、

チモシーの恵4本にいたしました。

元日ということで少しおやつの種類を増やしました。

真っ先にチモシーの恵を完食、続いて

イタリアンライグラスを1本も残さず完食し、

少しの休憩をとったあと、

今はオーツヘイを一心不乱に食べ進めています。

うんちは朝とほぼ変わらない大きさで、量はたっぷりと出ています。

おしっこは全てトイレで出来ていました。

メルちゃんがまだまだオーツヘイを食べられると言いますので、

メルちゃんがご馳走様をして落ち着きましたら失礼させて頂きます。


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(大谷さん撮影)


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(大谷さん撮影)


元日というハレの日におやつをサービスしてくれる大谷さんの気遣い、

ウサギまだオーツヘイ食べるウサギというメルさんの声を感じ取ってくれる

大谷さんの繊細な心の耳。

本当にありがとうございます。メルさん、良いシッターさんに恵まれたね。

(って、それは我々の方かあせあせ(飛び散る汗)

*****

この後、ゲヴァントハウス合唱団(ルーカスは3つの合唱団とアンサンブルに所属している)

の去年のインドツアーのDVDを見終わると

ちょうど良い時間。

西日が差し込む部屋を後に、我々はトーマス教会へと向かいます。

DSCN9046.JPG

今年最初のコンサート。

演目はバッハの「クリスマスオラトリオ」(第4部〜第6部)。

アルトのソリストが、何度も来日経験のある

Krumbiegelさんということだけでも一聴の価値あり。

(彼女はルーカスのボイストレーナーでもあるのだ)

合唱団は総勢10人と非常にコンパクト。

男声陣の殆どがThomanerchor出身者。

ソリストも(ソプラノのBinkensteinさんを除き)

いつもの顔ぶれといった感じで、

これは息が合いそうだと期待が高まります。

(この日はバスのソロを歌うSchwarzさんが

指揮も同時に務めました。)

演奏は

とてもとてもとてもとても良かったですexclamation×2

わたしはクリオラでは第6部が好きなのですが

合唱もソロも良すぎて(しかもルーカスが選んだ席が

ちょうど音が空気と交じり合い、やや熟成されて

降ってくるような位置だったので)

6部の最後--カルテットのレチタティーヴォと金管が華やかに鳴るコラール--

では心臓が最速最大音量でバクバク反応し、

自分がこんなに幸せな空間にいて良いのだろうかと

何度も問うてしまいました。

しかも唯一期待していなかったBinkenstein嬢が

クリアで可愛らしくて若いソプラノだったので

いわゆる「めんどり系」とはまったく違い、

まろやかでソフトで且つ芯のある

Krumbiegelさんのアルトと非常にマッチしており、

これ以上のクリオラはない!と思えるほどの演奏でした。

ルーカスも同意見だったようで

「合唱とオケとソロの一体感が凄かったね!」

と頬を紅潮させ、息を弾ませて語ってきました。

「ただ唯一残念だったことを挙げるとすれば、

Schwarzさんが指揮者も兼ねていたから

バスがやや遠く(小さく)聴こえてたことぐらいかな」


とセミプロらしい細かな指摘も忘れずに。

*****
一度ルーカスの部屋に戻った我々。

PCを借りて、明日のエアフラ(パリ → 成田)の

オンラインチェックインをさせてもらいます。

(ダーウィンエアはライプツィヒ発便のオンラインチェックインには非対応。)

搭乗券をプリントアウトすると

「あぁ、もう明日発ってしまうんだなあ」

とココロの中で哀しい小雨が降ったけれど

その中のどこかで

「メルさんに会える...!」

と薄日が差し込んでいるちっちゃな場所があったのも確かです。

*****
そして我々は最後の晩餐へ レストラン

その名もベートーヴェン通りにあるレストラン

「anton hannes」に案内されました。

ルーカスの行きつけというこのレストラン、

確かに市内中心部より安い。そして美味い。

DSCN8946.JPG

ふふふ。どれが誰のオーダーでしょう?

疲労が限界を越えるといつも食べ残す らす´ が

なんとこの日は一番に完食exclamation×2

(本人が一番驚いていた。)

スタッフも親切だしお料理も美味しいし、

ここは(中心部からちょっと歩くけど)おすすめです。

食事の間中、ずーーーーーっと

「少人数の合唱に合うカンタータは何番か?」とか

「モテットの何番を歌うならどのパートが一番おいしいか」とか

9年の団員生活の中で全てのパートを経験してきたルーカスを中心に

コアなヲタ話で盛り上がった3人ー(長音記号1)

DSCN8949.JPG

毎日分刻みの多忙の中、9時間も らすズ のために時間をくれて

どうもありがとう。

また会おうね。そしていつかBIGになって

Nobilesのメンバーとして来日してね。


(つづく)















ニックネーム らぼすたっふ at 11:21| Comment(3) | らすズの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
らすさん、メッセージ残してくれてありがとうございます。(もちろん問題ないです!)
あー、この絵本!気になる!!そしてボードゲームもかわいすぎます。
素敵な趣味でつながる素敵なドイツ人のお友達達ですね。
合唱も聴いてみたくなりました。
食事もパリ以外(!?)かなりおいしそうです!!
Posted by まみこってぃ at 2014年01月15日 12:38
お友達のお家での楽しい食事会な様子を想像しながらニヤニヤ(笑)
らすっちょが通訳しながらなのかな?
お友達のおもてなしも真心がいっぱいだし
旦那様のお料理も素敵だよね、やきそばがドイツの人も食べられるとは、、
美味しいものは世界共通なのかな?
いろいろ聞いてみたいです(ノ´∀`*)

メルさんは心配かけることなく大谷さんとラブラブだし
可愛い可愛い(*^^*)
Posted by がじゅう at 2014年01月15日 17:05
●お返事>まみこってぃさん●

絵本ほんとに可愛いですよ〜^^
小さいうさぎの言動がもう抱きしめたくなっちゃうくらいで。
ゲームは...ルールに工夫を加えたら面白くなるかもしれません(^_^;)
食事は多分わたしはパリに合っていないのでしょう...(諦)

●お返事>がじゅ姐●

うどん、そば類はドイツでも大人気。
(しらたきは冒険でありましたわ...)
らす´ はドイツ語センスゼロな代わりに
料理でコミュニケーションです(-_-;)

大谷さん、細か〜いところまで見てくださって
毎回感謝念波飛ばしてたよ。


Posted by らす at 2014年01月15日 18:23
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