2012年04月08日

Ostersonntag♪

2012_ostren.jpg

Ich wuensche Allen frohe und gesegnete Ostern!

過去エントリにも登場済みですが
皆様へのイースタープレゼント音源プレゼント
(どうでしょう、GONちゃん。合唱版もなかなかでしょう?)



(タイトルには「ゲヴァントハウス管弦楽団」と表記がありますが
これはアカペラ演奏です。)



今日はOstersonntag(イースターの日曜日)。

らすズ の総本山、トーマス教会では
早朝に合唱団による「Ostermette」(イースターの特別礼拝)が
毎年行われ、日頃から教会に通っている信者さんたちや
観光客で2000席が埋まります。

(今年はそこに豪華出演陣が加わったので
是非とも聴きたかった・・・残念すぎるもうやだ〜(悲しい顔)


わたしはこれを過去一度きりしか経験していないのですが
「イエスの復活」というよりもむしろ(無宗教のわたしには特に)
『春の訪れ』の儀式のように感じられました。


以前わたしが立ち上げていたホームページデータに
当時(2006年)の旅記録があったので、当該部分をコピーします。

*****

6:00からのOstermetteに参列したいという想いが
疲労の錘を跳ね除け、5:00前にはわたしをパッチリと起床させた。

トーマス教会へ着くと、なんと前が見えない。
前だけでなく後ろも横も全く見えない。
なんとか手探りで空いている席を探すと徐々に目が慣れてきた。
皆、手には火の灯されていないKerze(蝋燭)を携えている。

Maenner(Ten.&Bas.)によるIngressusが祭壇で響いた後、
暫くして、トマーナの子たちが一列になって
Kerzeを手に、教会後方の中央入口から祭壇に向かって
ゆっくりと歩いてくる。

そしてそのKerzeの揺れる炎を参列者のKerzeに与える。
炎をもらった人はそれをまた隣の人へ。

その炎が徐々に広まってゆき、教会の中は
ゆらゆらとした白い光でいっぱいになる。

トマーナの合唱に導かれ、皆がイエスの復活をお祝いし、
隣近所の人と握手を交わす。

またもや不謹慎極まりなく、
わたしも笑顔と握手と炎とで悦びを共有する。

この日は2人の少年が洗礼を受け、皆の温かい祝福が祭壇に集まる。

日本では絶対に経験できない
非日常の日曜の早朝はこうして過ぎ行き、
教会の外に出ると空にはもう太陽が
夜の終わりとLeipzig滞在最終日の始まりを告げていた。

わたしの学生時代の日記にこう記されている。

「Leipzigってどうしていつ来ても
こんなにあったかいんだろう。
どうしてこんなにほっとできるんだろう。
本当に不思議な街だ。」

その言葉をあらたに胸に抱き、
不思議な街の変わらぬ空気を思い切り吸い入れ、
変わり過ぎた街並みを瞼にしっかり焼き付けた。
この光景もいつしかまた「懐かしい」と思う日が来るだろう。

時代は移り変わる。生きているのだからそれが当たり前。
しかし、移り変わらぬものも確かにここにはある。
これも生きているからこそ途切れなく伝わる貴重なものだ。

新旧を温めるそんな人々の心が
其処此処に感じられるLeipzig。
その魅力はトマーナの響きとともに尽きることはない。


*****

自分の昔の日記って読み返すことがあるようでないので
なかなかに新鮮です。

2006年のことが今ではもう(当時の自分がそう言っているように)
想い出になっているし、2006年に久々に訪れた街が
西側化していてびっくりしているという

過去の過去の自分 を見る
過去の自分 を見る
今の自分

の構図が可笑しくも愛おしいです。

そう、わたしが初めてこの街を訪れたとき
駅はベニヤ板で埋め尽くされ、(もちろんあんなに
素敵な駅ビルなど無く)、統一直後の混乱の中
電話回線も混乱しており全くつながらず、
街は埃だらけ、煤だらけで灰色の空が広がり
道行く車はダンボール製のトラバントばかり、という
まだまだ東色が圧倒的に濃い時期でした。


今ではそんな光景など微塵も残していない街だけれど
800年という合唱団の伝統をずっと守ってきた街ならではの
「新旧温存」の姿勢は今後も変わることがないでしょう。

ではでは、あらためまして
皆様、素敵なイースターを!



ニックネーム らぼすたっふ at 09:00| らす (研究員E) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする