2011年02月25日

メルさんの処方箋

どうにもこうにも
首から上の締め付け感と痛みがいつもよりひどくて
歩くのもままならなくなっちゃったので
昨晩クリニックに飛び込んで
筋弛緩作用の一番強力な薬を
いつもの倍処方してもらいました。

「いつもの倍出してください」
『わかりました』

30秒診療終了。

でもね、人間のお医者さんなんてどこもそんなもの。
獣医さんは違う星のお医者さんに思えます。

で、ラボに遅刻出勤したらこの主治医がお待ちかね。


110225_dr.jpg


こちらの主治医の処方は『抱っこ』

実はこれ、びっくりしました。
だって、いつも抱っこさせてはくれるものの
3分も経つとモソモソしてガマンならぬという
限界の顔を呈して下におりたがるのに、
昨晩のメルさんは全然違ってた。

な、なんと・・・


30分も微動だにせずずーっと
ワタクシの腕の中で気持ち良さそうに
抱っこされてたんです。

手足を自分の身体の下にきちんとしまって
「メル団子」の状態になって
ワタクシの腕の中に顔をうずめ
(横向きに)リラックスしているんです。


「メル、昨日はありがとね。
おかげで今日はちょっと激痛引いてるよ」

「メル、こんなにリラックスして抱っこされてるの
初めてだね。嬉しいよ。ありがと」

「どう、メル?心臓の音同士が共鳴しているね、わかる?」



額や背中、あご...メルさんに話しかけながら
ずっと撫でていると、またしても涙がたらーっ(汗)

歯をガチガチいわせながら目を細めるメルさんを
腕の中に感じながら、
遥か昔...保育園〜小学生時代のことを
想起させている自分がいました。

自転車の補助輪を初めて取り外したとき、
「ゼッタイ手を離さないから」
と言われても、「離されたらどうしよう」と勝手に不安になり
離されたときの不安定感や痛みを勝手にシミュレーションして
親すら信じなかったあの頃。

初めてのプールの伏し浮き授業で
「ゼッタイ手を離さないから」
と言われても、「離されたらどうしよう」と勝手に不安になり
離されたときの自分が溺れる状況を勝手にシミュレーションして
担任すら信じなかったあの頃。

でも・・・

「ゼッタイに離さないから」
と言われて、
『そうだよな。このヒトならホンモノだろうな』
と思える対象がいずれのシーンにも居たのです。

そのおかげでワタクシは自転車に乗れるようになり
泳げるようにもなりました。

それらの「ホンモノだろうな」とワタクシに感じさせた人物は
今考えてみると

「オトナの都合でウソをつかない/
いつもわたしのことをしっかり見てくれている/
わたしもひとりの人間として
そのヒトのことをちゃんと見ている(尊敬している)」


ということが共通項でした。

信頼関係というのは一朝一夕につくりあげられるものでは
ないのですね。
そしてまた、愛情や想いが一方通行でもいけないのですね。

お互いの気持ちが同じベクトルでしっかり結びついたときに
初めて信頼関係というものができてくるのですね。

メルさんはそんな大切なことを教えてくれました。

「抱っこの練習しなきゃ!」
「嫌がってもしつけはちゃんとしなきゃ!」


と焦っていたときもありましたが、
そんな「コチラの都合」だらけの
義務感丸出しでは、いくら怒ることを知らないメルさんでも
甘噛みをしようとして抵抗を見せるのも当然です。

『このヒトなら身を預けてもゼッタイ大丈夫』

幼少の頃に自分が感じたあの独特の安心感と信頼感を
今メルさんはこの腕の中で
味わってくれているんだな、と思うと
自然と活力が生まれてきます。

やはりメルさんは大事な大事な主治医サマです病院


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ニックネーム らぼすたっふ at 15:55| らす (研究員E) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする