2010年12月19日

動物病院診察結果(2010/12/18)

前回(12/15)の診察の後、
16日〜17日、とちょっと快方に向かっている?
と淡い期待を抱いていたものの、
その翌日(12/18)、つまり昨日、
肝心の診察日になってまたメルさんの状態が後退した。

とにかく唾液の量がハンパではない。
異常すぎる。

口元から顎にかけて何も食べていなくても
ビチョビチョのベチャベチャ。

そして盲腸糞の数の多さも異常すぎる。


※獣医師の指摘どおり、『液状盲腸糞』じゃなくて
『普通の盲腸糞を唾液が多い状態で食べている』線が濃厚だが、
どっちにしても盲腸糞が出る頻度が高い。
逆に、普通のコロコロウンチが
少ない状態(100個未満)に戻ってしまった。



落胆を抱えながら病院へ。

以下診察と治療方針についての記録。


《診察》

(1)口の中が唾液だらけでまともに診られない。
綿棒で唾液を掻き出しながらスコープで口内視診。

やはり「異常なし」。
Dr.綿森、またもや唸る。

「念の為、ダブルチェックということで院長にも診てもらいましょう」

しかし院長先生の診察結果も「少なくともスコープでは正常」。



(2)腹部触診&聴診器の結果も「異常なし」。
Dr.綿森、眉間に皺。



《検査》

上記診察結果を受けて、次のステップへ。

「消去法で、可能性を消していくことしかできない」

ということで、

『(1)頭部レントゲン検査』『(2)血液検査』をすることに。


前者はスコープで覗けない部分の「歯の異常」を疑ったもの

後者は内臓疾患(先天的なもの含)を疑ったもの


※(1)については、先日書いた「麻酔を使っての検査」の前段階のもの。
麻酔を使うとなると、それなりに侵襲性も高くなるので、
侵襲性の低い検査からやってはどうか?というDr.の方針に従う。



どちらもうさぎにストレスを少なからず与える検査なので
別日程で行った方が良いかどうか訊いたところ、

「メルちゃんなら採血台でも撮影台でも
暴れたりしない子ですから、今日2つともできますよ」


との太鼓判。

この病院では「おとなしくて受診態度が良い子」と
優等生扱いらしい。

こんな事態なのにちょっぴり嬉しくなる自分...


メルさんをDr.に託して30分、
メルさんが手元に帰ってきてから
検査結果が出るまで20分。



《検査結果》

(1)頭部レントゲン検査---異常なし。骨格も奥歯の咬合も正常。

(2)血液検査---異常値あり



《血液検査の異常値》


ここをクリックすると検査結果拡大



Dr.より3点の異常値指摘あり。


(1) 白血球数が多い  ---基準値MAX8000のところ、11300.

(2) GPT値が高い  ---基準値MAX80のところ、220.

(3) アンモニア値が高い  ---(ウサギの基準値は未だ不明なので
               正確性は低いが)ネコで基準値MAX78のところ、150.


この3点のうち、(1)と(2)について投薬をしてみる価値あり
(=今の症状との相関関係の可能性が否定できない)とのこと。

(1)は「口内で何らかの感染・炎症が起きているかもしれない」
可能性とつながり、

(2)は「肝機能が正常に働いていないことが胃腸の働きを
鈍らせているかもしれない」
可能性とつながる。
(しかしこれは因果関係が
逆(胃腸の働きが鈍っている結果として肝臓に負担がかかっている)
かもしれません、とのこと。)



※(2)について不幸中の幸いだったのは「GOT/AST」の値が
正常だったことだ。これまでも異常値だったら
肝機能がかなり悪くなっている状態を示す。(Dr.談)




《治療方針》

(1)についてはウサギ用抗生剤が開発されているので
それを投与してみる道もあるがどうするか?とのこと。


(2)ついては「ウサギ用の肝臓の働きを促す薬」は
無く、現段階ではネコ用のものを代用する形となり、
それとは別に「ウサギ用の肝機能補助剤(サプリ的なもの)」
ある。両方とも処方できるし、両方とも処方しないこともできるが
どうするか?とのこと。

検査時もそうだが、Dr.は飼い主にいくつかの選択肢を提示して
飼い主に治療方針を最終決定させる。

(最近の人間医療と似ているな、とふと思った。)

色々なお話を聞いて、もちろんコスト面も聞いて、

(1)の「ウサギ用抗生剤(バイトリル)」と(2)の後者だけ(補助剤(ペジタブルサポート)
を処方してもらうことにする。


※(2)について「両方とも処方」を希望しなかった理由3つ

○「現在の一番の問題点が肝臓からきているものだ」と
100%いえない段階で、ネコ用のものを投与することに対する抵抗。
(飼い主の勝手な侵襲性恐怖)

○「一時的な食欲減退等の理由で一時的に肝機能が落ちているだけ、
という見方も否定できない(Dr.談)」段階で、肝臓に対して2つも
薬を与えることに対する抵抗。


○「胃腸がおかしい⇒肝臓に負担がかかっている」という
可能性(上述)もある段階で、
矢印を逆にした「仮定」の上、肝臓にフォーカスした薬を
服ませるのは早計ではないかという踏みとどまり。




101218_medizin.jpg


粉末薬「バイトリル」と「ベジタブルサポート」を
前回処方のシロップ薬「ペリアクチン」と「ブリンペラン」に溶いてシリンジ投与



この計4つの投薬を続けてみて、1週間後(12/25)にまた再診。
血液検査もすることに。


これで「盲腸糞の量の多さ」「唾液の量の多さ」が
改善しなければ、次なるステップ(麻酔をかけた奥歯検査)も
考えていきましょう、とのこと。

以上。



一連のお話を通して、やはり

ウサギの医学・医療はまだまだ未確立で
少ない実験データに頼るしかない手探り段階だ


ということを実感した。

(そして、メルさんのようなケースがまさしく
今後のウサギ医療を確かなものにしてゆく貴重なデータと
なっていくことも。)


今回の治療方針にしても、

『血液検査結果と今の症状との相関関係が無いとはいえない

という見地からの投薬なので、
もしかしたらメルさんに対しては結果として
「見当違いな道を選んでしまった」ことになるかもしれない。


けれど、今はこうしていろんなところをひとつひとつ
塞いでいくしかない。

メルさん、チクッとする注射、痛かったでしょう。

何枚もレントゲン写真撮られるたびに
頭や体を固定されて、辛かったでしょう。

それでも動かずにガマンして、
よく頑張ったね。偉かったね。

メルさんは我らの誇りだよ。


最後にお会計。

101218_kasse.jpg

命を預かって責任持って育てる、というのは
本当に色々な覚悟が要ることですね。

はたらけはたらけー!死ぬまではたらけー!(by Mクドナルド by GONZO氏)


101218_geifer.jpg

盲腸糞と唾液とでビチョビチョになった口元とほっぺ


メルさん、ファイト!
必ず治しちゃる!



101218_erschoepft.jpg

検査浸けで疲れたのでしょう。
メルさん、バタンキュー・・・



※余談:
誰も心配しちゃあいないとは思いますが(^^;)
まずはワタクシがしっかりせにゃ!と思い
食事も少しずつ摂れるようになってきました。
らす´ が作ってくれる料理は特効薬!


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ニックネーム らぼすたっふ at 12:07| Comment(5) | らす (研究員E) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
GONZOさんの所で知り、コメントしに来ました!!

メルさん、良い子に受診してきたんですね。お疲れさまでした。
日に日に寒くなってますから、温かくしてお過ごし下さい。
早く元気になるよう応援しています!!
Posted by なべちゃん at 2010年12月19日 18:17
メルさん
一日も早く良くなることを祈ってますよ
体が辛いはずなのに良い子で診察できるなんて
偉いよ!!
Posted by まーずばば at 2010年12月19日 18:31
Ah・・・
メルさんのお姿拝見して涙が出ました(>_<)
まだ大人じゃない小さな体でこんなにも頑張っていて・・
じっくりと眠れてる? どこか痛いの?
言葉が通じるならどんなに良いか、こういう時に実感します。
猫用の薬を希望されなかったのは、私も賛成!
うさぎには強すぎるから、ペットショップで売っている猫薬は
うさぎには絶対に使っちゃダメって聞かされました。
今回のらすさんの選択には私も同意です。

らすさん、心配だけどしっかり食べてね!休んでね!!
PONとタントと私の3人で応援してるよ!

Posted by GONZO at 2010年12月20日 02:02
こんにちは!
自分が倒れちゃ元も子もないっ!!ので、ムリにでも食べて下さいね^^

メルちゃんの姿を見たら痛々しく・・・
病気等の原因の追究、治療法の選定は本当に難しいですよね
ホントに仰るとおり消去法です
やってみて、これでこれがこうなったからコレだった的な事も多いです
結果、良くなる事を祈るばかりです

へタレ隊長が元気ビームを発射しましたよ〜^^v
Posted by やんママ at 2010年12月20日 16:48
コメ欄オープンにされたんですね
早速書き込みさせて頂きます
コメ返しなどのお気遣い不要ですよ☆

ヒーターの前でバタンキュウのメルさんが
可愛くて愛しく想えて仕方ありません
同テリトリーのパパチ君もがんばって闘病中ですね
おふたりの症状とも初めて拝見するものなので
ろくなアドバイスも言えず
歯がゆい思いをしていますが
とても他人事とは思えません
どのうさぎさんにだって起こり得ることですし
らすさんとメルさんが一番辛く大変な時に
こういう記事を書いてくださることは
有難いとも思っています

がんばれメルさん!!
らす'さんの美味しい料理をちゃんといっぱい食べて
らすさんもお疲れが出ませんよーに!!

Posted by donguricco at 2010年12月21日 01:20
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