2010年11月09日

はーぜ?かにんひぇん?

小学生の頃からの長〜い趣味の影響もあって
ドイツやドイツ語とはお付き合いの深いワタクシ。

だからレストランに行くとフツーに
うさぎ肉の料理」がメニューに並んでいるのも
そんなに違和感なく受け止められていたし、
メルニコフさんをお迎えしてからも
うさぎを食べる向こうの食文化に
拒否反応を示すこともなかった。

その最大の理由は、


「まぁ、自分が去年のクリスマスに食べたのは

Hase(ハーゼ)であって、Kaninchen(カニンヒェン)

じゃないからねぇ」


という明確な区別があったから。


英語にも「Hare」と「Rabbit」があるように、ドイツ語にも
「うさぎ」を意味する単語は2つあるのです。

で。

ワタクシ、ずーーーーーーーっと

「Hase(ハーゼ)は野うさぎで食用。

Kaninchen(カニンヒェン)は飼いうさぎで、

食用ではない。」


って分類してたんですね。

だってだって、殆どの辞書にこの上ように
記されているんだもの。

ところがどっこいexclamation×2

この夏、友人と話していたときのこと。

らす「この前ね、Kaninchenをお迎えしたんだよ。
   Haseじゃないから取って食べたりしないでよね」


友人「は?Kaninchenだって食べるよ」

らす「ペットとして飼われるのがKaninchenでしょ?
   野生で食用なのがHaseでしょ?
   辞書にも載ってるよ」


友人「Kaninchenだって森をぴょんぴょん跳ねてるよ」

らす「?????」

友人「らす の分類はヘンだよ、違うよー」

らす「じゃあ、どこがどう違うの?正確な線引きは?」

友人「うーん・・・」

今度は友人の方が考え込んでしまった。

「今までなんとなく使い分けてて、
どうやって区別してるとか考えたことがない」そうだ。

こっちは今までの認識が覆された上に
Kaninchenも外を自由にぴょんぴょんしてる、
そしてKaninchenも食用になる、と言われて
自分がメルさんの仲間を食べてしまったことがあるかも・・・がく〜(落胆した顔)
なんて罪悪感に囚われ、タイムラグありありのショック。

(そもそもHaseであれKaninchenであれ、
「うさぎ」を食べたことに対する罪悪感てのは
なかったんか、自分よ・・・)


そんなわけで友人に「ココ調」よろしく
ドイツで聞き取り調査をしてもらった。

そして先日届いた結果。

「結局、いいかげんでなんとなく使い分けてるようだ」
という前置きに続き、以下、区別の仕方リスト。


(1) HaseはKaninchenより一般的に耳が長くて
  後ろ足が強い。

(2) Haseは野原で暮らして、Kaninchenは穴を掘って住む。

(3) Haseは一匹狼(一匹兎)なのに対し、Kaninchenは
  群れをなす(仲間同士仲良くやっていく)。

(4) 産まれたてのHaseは既に毛が生えていて
  目も開いているけれど、Kaninchenは無毛で産まれ、
  目も見えない。

以上。



ってことは、産まれたときは目が開いてなくて
今も自由時間に無我夢中でタオルなんかをホリホリする
本能がたまに見られるメルさんは
Kaninchenになるわけですな。
ふむふむ。


あれ?

あれれれれ?

やっぱり「どっちが食用でどっちが食用じゃない」って
区別はしないのねーたらーっ(汗)

やっぱり両方食用になるのねーたらーっ(汗)

(結局固執してたのはそこかい)

いや、
でも、
しかし。

己の記憶を遡るに、
レストランでは「Hase〜」と書かれてたものを
オーダーしてたし、ステイ先でも
お皿にのったお料理を「Hase」って
ママが説明してた・・・気が・・・する・・・。

とにかくとにかく。

今後一切HaseもKaninchenも口には入れません!

「食べちゃいたいほどかわいいなー」

って言葉もメルさんに言いません!

それにしてもだね、ドイツ人諸君。(英語圏諸君もか)

明確な区別方法は極めてゆる〜いのに

「HaseとKaninchenは全くもって別物。
日本人は両方に同じ単語を使うの?」

と仰天しないでくれたまえ。

トコロ変われば・・・ってヤツですかね。

日本人からすると、
タコ(Oktopus(オクトプス))のことを
イカ(Tintenfisch(ティンテンフィッシュ))と呼ぶ
ドイツ人たちの方がずっと不思議なんですけど。

いや、ドイツ人に言わせれば
「イカはタコでタコはイカなの!」(=区別ナシ)
ってことらしい。


101107_1.jpg

ロングポッキーならぬ
ロングアルファルファを
一気食いするのは
ハーゼ?
カニンヒェン?

(え?メルさんは地球外生命体だから
どっちにも分類されないって?!)

<追記>


おぉ。
タイムリーなことに先週土曜(11/6)の
「報道特集」にて食文化の違いを
取り上げていたよ。
韓国の犬食(補身湯(ポシンタン)←日本の夏バテ防止のうなぎと同じ位置づけ
は、ソウルの市場で見たとき
ワタクシもびっくりしたけれど
国内レベルでも賛否両論色々あるみたい。

自国の文化を基準にして他国の文化を
批判したり「野蛮」と罵ったりする危険性と
他方、国際化が進む中で
グローバルスタンダードに合わせてゆく必要性。

難しいですね。ほんとに。

イルカ問題然り・・・ですね。

ああ、なんだか話が飛びまくり〜
あせあせ(飛び散る汗)


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ニックネーム らぼすたっふ at 00:00| らす (研究員E) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする