2016年04月18日

地上42階のマイナスイオン




このたびの熊本地震により被災に遭われた方々に

こころよりお見舞い申し上げます。

5年前、避難所となった母校(中学)の体育館からの

ニュース中継を 言葉もなくぼーっと眺めていた自分が蘇ります。

実際に被災された方々はもちろんですが

被災地方を郷里とする人たちも

あの独特の焦燥感や無力感に苛まれていることと思います。

大丈夫。自分を育ててくれた土壌だもの、

ゆっくり時間をかけてでも

自身を鼓舞する内なる声が結束して

復興を実現させます。

無責任なことを書いてごめんなさい。

今はただ、これ以上の被害が拡がらないことを祈るだけです。



*****


歯の治療や次なる旅のため、(海外に比べて入場料の高い)

博物館や美術館訪問をできるだけケチっている らすズ でありますが

これだけは絶対に行きかったんです。

『フランスの風景 〜樹をめぐる物語〜 』 @損保ジャパン日本興亜美術館


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個人蔵の作品が殆どを占めること、

「樹」を軸に、いろいろな画家の作品が集められたこと、

しかもそれがフランスという一国限定であること、

新緑の季節にちょうど良いテーマであること。

理由はたくさんありますが、チラシを見た瞬間

「行かなくては!」と思ったのでありました。

そして先週土曜、展示初日、しかも開館ピッタリに入りましたよ。


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42階まで連れてってくれる専用エレベータ


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美術館のあるフロアは展望室としてだけでも成立しそう。

コクーンタワーを目の前に拝み、遠く右手に東京タワー、

左手にはスカイツリーが見えます。


美術展は予想以上に素晴らしかったexclamation×2ぴかぴか(新しい)

当たり前のことですが、「樹」がモチーフなので

どの作品からも木々や水や草花の気持ち良い呼吸が

感じ取れるのです。それを全身で受ける心地よさと贅沢感。

2時間以上かけてたっぷりたっぷりエネルギーを蓄えさせてもらいました。


《備忘録がわりの感想メモより(特に良かった作品)》



(1)「エトルタ近くの風景」(カミーユ・コロー)

空の青(水色)がなんとも素敵。

農民の素朴な生活風景が織り込まれているのも◎。


(2)「森林の道」(ナルシス・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ)

四角いフレームのような暗い(黒い)木々の中に

空の水色、木の幹の白、雲の灰色、葉の黄緑が明るさを演出。

それらがラストにタイトルの「道」を浮かび上がらせている。


(3)「森のはずれ」(アンリ・アルビニー)

木炭で描かれたということも大きいだろうが、日本画のよう。美しい。


(4)「ロワン川のヌムール橋」(アレクサンドル・ルネ・ヴェロン)

作品横の解説にあるように、まさにピクチャレスク。

日常の中に自然にある橋が素朴で明るい。


(5)「妖精の沼」(レオン・リシェ)

今回の展示作品の中で一番好き!

まず温度を感じる。全体的にほわほわっとした優しいタッチ。

枝のしなやかさと可憐さを上手く表現している。

にわか雨でも来そうな曇り空にところどころ差し込む水色は

その雨雲をも追いやりそうな光を生んでいる。

池に用いられるクリアな水色はまた空の水色とは違い、

ほんの一画だけに描かれた海の水色ともまた違う。

鬱蒼とした深みが覆う作品だが、不思議と重たくなく

思いっきり深呼吸したくなる。

上記(2)のペーニャに師事したリシェらしく

ペーニャの影響を多分に受けている描き方。


(6)「散歩、公演の母と娘」(フェリックス・ピサロ(別名 ジャン・ロック))

濃い緑、薄い緑の描き方が秀逸。自然の息吹の中に

溶け込んでいる人間の時間がいとおしくなる。

有名な巨匠ピサロの3男ゆえ、父親の影が常についてまわり

ジャン・ロックというペンネームを持ったことで

やっと自分が解放されたのだろう。

しかし23歳にして結核死。才能を活かすには短すぎる人生だ。


(7)「コショワーズ広場、ルーアン」(シャルル・フレション)

ルーアンと聞くと即座に遠藤周作さんが脳裏を過る。

彼の最初の留学地がルーアンだったから。

複数のエッセイや小説に描かれたルーアンは

「いつも灰色の空をしていた」と氏。

この作品もそのとおり。かろうじて雨はあがっているようだが

子どもを連れた母親が傘を持っている。


(8)「月下の彫像」(フェルディナン・ロワイヤン・デュ・ピュイゴドー)

キャンバスのど真ん中に配された月。

ど真ん中ながらも薄明りでぼんやりとし、これから

何が起きるのか胸をざわつかせる。

松の樹に巻きつくように絡まった蔦(?)が

木肌を月から守っているよう。


(9)「ブランヴィル=クルヴォンの谷」(ロベール・アントワーヌ・パンション)

パっと見た瞬間に楽しい気持ち。パステル調のパッチワークのよう。

P.クレーに通ずるあったかさと可愛さがある。




美術館を出たらちょうどランチタイム。

今日はフランス三昧でいこう!ということになり

四谷から西新宿に移転してきたばかりの「ビストロ サンク」へ。

ここが定評通りの大正解!


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わたしはお肉(ローストポーク)、

らす´ はお魚(サーモンとスズキのムニエル、岩海苔ソース)だったのですが

オーダーすると「Poisson et Viande! (お魚とお肉!)」

といったように響きの良いフランス語が厨房に届けられます。

これだけでもなんだか異空間。うきうき。

それにお味がもうーーー美味exclamation×2ハートたち(複数ハート)

わたしのお肉料理は

ドイツのカスラーとフランスのカスレを合わせたような

田舎臭い( ← いい意味で)家庭的な美味しさで、

思わず(田舎臭さつながりで?)ライプツィヒを思い出しちゃいました。


すっかりフランス気分になったら更なる おフランスへ るんるん


新宿伊勢丹で毎年開催されている「フランスウィーク」へと足を延ばします。


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6階は食べ物や飲み物、7階は雑貨やジュエリー。

両方とも 混みすぎ ダッシュ(走り出すさま)

自分のペースで前へ進むことができません。

毎年来ていると見られるマダムたちが

「今年は過去最高の混雑だわ!」と驚いていたので

きっと今までにない混雑ぶりだったのでしょう。

3年前、パリでクッキーやパンを買った「ポワラーヌ」も出店していて

(当時のエントリは こちら

「あら懐かしい」と思ったものの

イートインコーナーには行列ができていて

眺めるだけで終了ーあせあせ(飛び散る汗)

お目当てのワインコーナーも黒山の人だかり。

人をかきわけかきわけ、ブルゴーニュワインの試飲をいくつかクリアし

(試飲ゆえに白が多いですねーやっぱり)

人いきれで酸素が薄くなった会場を後に

カフェ ウォール」で一休み。


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ここはフランスがらみでもなんでもないけど

「音」にこだわったお洒落カフェということで

一度来てみたかったんです。


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あったかいスコーンと黒蜜抹茶ミルクで落ち着きました わーい(嬉しい顔)


丸一日歩いていたので足がすっかり棒に...たらーっ(汗)

メルさんのもとに帰ったのは夜。おなかすかせてごはん待ちのお顔です。

しかーし。

先週、いつにもまして多かったケージ内でのおもらし。

トイレでもしているのに、わざわざトイレ以外の複数箇所で

粗相をするメルさん。

この日も例にもれず。


はっどんっ(衝撃)あせあせ(飛び散る汗)


ここで初めて気づいたバカなわたし。

蓄熱保温効果ばっちりの「うさぽかマット」が

折りたたまれ、ケージ前方に投げ出されていたのですあせあせ(飛び散る汗)

メルさん・・ 暑かったんだね?

懸命におしっこでそれを伝えようとしてくれていたのに

メルさんの気持ちに気づかなかった自分をひたすら反省です 顔(え〜ん)

すぐに夏用のマットに替えると

マットをずらすこともたたむこともなく

その上に落ち着いたメルさんでした ウサギ


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ごめんねぇ...


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毎日室温も湿度もチェックしてるのにね...

まだちょっと朝夜は寒いかな?って思ってたんだよ


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もっと暑くなってきたらケージまわりの仕様も

夏用に取り換えようね。


そんなメルさんには反省の意を込めて

伊勢丹で売っていたフランス空輸の葉付きニンジン・・

ではなく、日本産のいつものニンジンを気持ち多めに差し上げました。

(だってー。ちっちゃな葉付きニンジン、1本230円でしたのよマダム!)









          

ニックネーム らぼすたっふ at 14:59| らす (研究員E) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする