2012年05月18日

強く、強く

今、メルさんの闘病に一番足りないのは

わたしの強さと明るさだということがやっとわかった。

仕事から帰って、とうとうなんの牧草にも口をつけなくなった

メルさんを見て、わたしは強くなろうと思った。

ここで強くならなければ、メルさんがわたしのところに来た意味ないじゃないか、と思った。


「メル。発症してしばらくは一番つらいんだって。

だから今が踏ん張りどころなんだよ。わたしも同じだよ。

踏ん張るよ。強くなるよ。

メル、あのね。メルは今とっても苦しいんだろうけど、

苦しみを乗り越えようとしてるメルに傍に居てほしいの。

どんな状態であっても、わたしはメルが好きなの。

どんな状態であっても、どんなに苦しくても、

メルと一緒に居たいの。

メル。自信持って言うよ。今のメルの苦しみはね、

わたしとこうして居れば絶対になくなるからね。

だってもう弱音吐くわたしじゃないもん。

メルに元気だけをあげるわたしになるから。

一緒にがんばろう。一緒に闘おう。」


メルさんの目を見ながら、大声でハキハキと話した。

メルさんがちょっと驚いて顔を上げたその隙に

口元にチモシーの穂を持っていったら

ひとつだけだったけど、自分で「ぷちっ」て千切って

穂を食べてくれた。

よし!と思って次は「高原の麦」を口元に当てたら

ちょっと渋ったけど、1本の半分を食べてくれた。



唯一率先して食べてくれるペレットに

今日はメルさん垂涎のナチュラルファイバーを少し混ぜてみたら

予想外にもナチュラルファイバーだけを残して

いつものバニセレメンテナンスだけをきれいに食べた。


「あはは。いいものを残してお安い方だけ好きなんて、

まるでジャンクフード好きのわたしそっくりだね」

発症以来初めてメルさんの前で笑った。


するとメルさん、もうここ数日諦めていた「右耳ティモテ」に

挑戦しようとするではないか。

右側に顔や手がまわらないメルさん、当然コテンと右に倒れる・・・

ところを、今日はわたしが手でそっと支えた。

どうかな?嫌がってやめちゃうかな?


・・・・・

メルさん、ずっとやりたかった右耳ティモテができた。

わたしが見ていたから、わたしがそこにいるのをわかっていたから、

敢えて右耳ティモテをしたんだね。

わたしの支えが必要だよって話してくれたんだね。

わたしが支えるってわかっていたんだね。


いいよ、メルさん。

どんなときでも支えるから、時間の許す限り

いつでも呼んで。いつでもサイン送って。



盲腸糞が出るタイミングで支えてあげれば

メルさん、食べてくれると思うんだけどな。

なかなかタイミングが合わなくて、急いで駆け寄ったときには

もう出ちゃってて・・・ってことが多いから難しい。


だから今日は


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盲腸糞用ペレットふりかけをすりばちで作ってみた。


5房の盲腸糞のうち、その中の1房の、そしてその中のまた1個分だけ

ふりかけつきで食べてくれたけど、やっぱり見破られてしまって難しい。

でもゼロよりイチが大切だよね。

試行錯誤することが大切だよね。

メルさん、これからも色々考えるからね。



<今日の誓い>

・ちょっと前まではああだったのに、こうだったのに、と思わない。

・メルさんの前では泣かない。

・メルさんの耳がわたしの声をキャッチする範囲内では、はきはきと明るいトーンで話す。ひとりごとも何もかも。

・悪化した部分は、主治医へ伝えるためだけにメモしたら忘れる。

・できたところ、頑張れたところだけを見て喜んで褒める。



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右耳ティモテを6日ぶりにしてサッパリしたメルさん












ニックネーム らぼすたっふ at 20:44| らす (研究員E) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする